いつものホーム

「8番降車終了。準備できましたらドア○○○願いま〜す」


いつものアナウンス。

私が毎日利用している通勤電車は、当駅止まり、折り返し始発です。
つまり、乗車、降車駅が終点なので、到着後、少しの間、車内整備、清掃と点検が行われるので、到着後すぐには乗車できません。車内点検、清掃が終了すると、だいたい出発時刻の3分前くらいには上記のアナウンスとともに電車の扉が開いて、乗車できるようになります。

しかし、いつも○○○のところが聞き取れません。

なんて言ってるんだろう・・・

今の世の中、こういったちょっとした分からないことのほとんどがwikiに書かれています。wikiじゃなくても、検索すればすぐに答えが出てくるでしょう。便利ですが、そういうものにばかり頼っていてはいけません。たまには自分の脳で考えて答えを出す事をしないと。


さて、○○○のところは、「ツカイ」と言っているように聞こえます。

結果として起こることは、「電車の扉が開く」ということです。

「ツカイ」で想像する言葉は、「使い」です。

「ドア使い」をお願いすると、「扉が開く」。




そうか・・・!



魔法使い」

使い」

使い」

ドア使い」


扉操作のスペシャリスト・・・

プログラムでいうならば、きっとこの人はDoorMasterというクラスのオブジェクトで、finishGetOff_andPleaseDoorMaster(int home)というようなメソッドの引数で駅ホームの番号を受け取り、自身が停車しているホームと一致したら扉を開くということでしょうね。


想像するに、きっとこれは熟練したハッカーのことを「ウィザード」と呼ぶような、そういう敬意が込められた呼び方、つまり敬称なのでしょう。

きっと、JR創設当初は、この役職に就くことは大変名誉なことで、

「ドア使いさん!いつものお願いしますっ!」

というような気合いの入った言い回しだったに違いありません。

それが、年月が経つにつれて、そのテンションはだんだん下がってきてしまって、業務連絡的な、ルーチンワーク的な、冷めた言い方になってしまって、しかし、それでもなお、ドア使いに対する伝統的敬意は失われず、


「8番降車終了。準備できましたらドア使い願いま〜す」


という形に至ったのでしょう。
ふぅ、また1つ謎を解いてしまった。
では、みなさん、またお会いしましょう、さようなら。



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この推理はきっと正解に違いありませんが、一応答え合わせをしておきましょうか


http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1441638954


はい、ハズレ〜


○ドア扱い