そうだ、Rubyをやろう(7日目)

OS X上にRubyの開発環境を構築する

OS X 10.9.2, Ruby 2.1.1, rbenv

諸事情により、Homebrewを使わずに、主にMacPortsとgitを使って環境構築します。


rbenvというものがあるらしい

https://www.ruby-lang.org/ja/installation/#rbenv

なるほど。このrbenvというやつを使えば、複数のバージョンのRubyをインストールして、どのバージョンのRubyで実行するのかを簡単なコマンドで切り替えられると。

こいつは便利そうだ。

・gitから落としてくる

$ git clone https://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv

・.bash_profileに設定を追加する

$ vim ~/.bash_profile

# 以下2行を追記
PATH=$HOME/.rbenv/bin:$PATH
eval "$(rbenv init -)"

$ source ~/.bash_profile


ruby-buildというものがあるらしい

https://github.com/sstephenson/ruby-build#readme

これはrbenvのプラグインで、異なるバージョンのRubyコンパイルし、インストールするのに使えるそうだ。こいつも一緒にインストールしておく。

$ git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build

Rubyコンパイルに必要なライブラリ類をMacPortsでインストールしておく

$ sudo port selfupdate
$ sudo port install openssl readline libiconv

※関連して、つい先日(4/8頃)OpenSSLの脆弱性のアラートが上がったので、バージョンに注意。
詳細については、「OpenSSL Heartbleed」で検索されたし。

$ openssl version
OpenSSL 1.0.1g 7 Apr 2014

もし、バージョンが1.0.1 〜 1.0.1fだった場合、脆弱性があるので、アップデートする。

$ sudo port selfupdate
$ sudo port upgrade openssl

rbenvの使い方

・インストール可能な一覧セットを得る

$ rbenv install -l
Available versions:
  1.8.6-p383
  1.8.6-p420
  1.8.7-p249
  1.8.7-p302
  1.8.7-p334
  1.8.7-p352
  1.8.7-p357
  (... 省略)


・試しにRuby 2.1.0と2.1.1をインストールしてみる

$ export CONFIGURE_OPTS="--with-openssl-dir=/opt/local --with-readline-dir=/opt/local --with-iconv-dir=/opt/local"
$ rbenv install 2.1.0
$ rbenv rehash
$ rbenv install 2.1.1
$ rbenv rehash

$ rbenv global 2.1.0
$ ruby -v
ruby 2.1.0p0 (2013-12-25 revision 44422) [x86_64-darwin13.0]

$ rbenv global 2.1.1
$ ruby -v
ruby 2.1.1p76 (2014-02-24 revision 45161) [x86_64-darwin13.0]


素晴らしいじゃないか!

rootアカウントでシステムにインストールするのと違って、同じ端末を使用する開発者たちが、それぞれ別々に自分のRuby環境を構築できるという点がお気に入り。これでまともなRuby開発環境ができた・・・と思う。

IDEもいくつかあるようだが、当面はエディタはVimで。



【参考サイト】
http://www.serendip.ws/archives/6197