カタカナ英語も文化だろう

「テーマ」、「アルバイト」
のように、オリジナルの単語が英語でないことも多いから正確には外来語というべきか。

10年くらい前までは、我々の業界では、
Computerを「コンピュータ」
Userを「ユーザ」
Serverを「サーバ」
と記述するのが一般的であった。

しかしこれは今では間違いだ。

昔の内閣告示とかいうのによると、「ー」を省くこともできるとされている。
http://homepage3.nifty.com/recipe_okiba/nifongo/gairai.html

しかし、2008年に公布されている「外来語(カタカナ)表記ガイドライン第2版」では、「ー」をつけるとされている。
http://www.jtca.org/ai_collaboration/katakana_wg/katakana_guide.pdf

Microsoftも2008年から「ー」をつける方針に変えている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/25/news090.html

つまり、今は、「コンピューター」、「ユーザー」、「サーバー」が正しい。
私は昔から「ー」をつける方が正しいと思ってたけどね!
昔、私の書いた設計書のレビューで「サーバー」をすべて「サーバ」に書き直しさせられたことを私は忘れない。
当時は、

「サーバー」を「サーバ」に置換するのは簡単だが、「サーバ」を「サーバー」に置換することは難しい

という謎理論に納得させられてしまった。

今の私は、第三魔法:正規表現の否定先読みが使える。

%s /サーバ\(ー\)\@!/サーバー/g

どや!

無知だといろんなところで言い負かされちゃうんだな。
WordやExcelの置換で否定先読みが使えるのかは知らん。そんなものを使って設計書を書いている方が悪い。(当時はWordで書いてました・・・)
何度も言うが、技術書はMark Down形式のテキストファイルで書くべきだ。

少し話が逸れたが・・・
しかし、いずれにせよ、英語の発音をカタカナで正しく表記することはできない。

よく話題になるFast Foodとか。
これは個人的には「ファストフード」であるべきだと思うが、「ファーストフード」でも間違いではないというのが主流っぽい。

Firstはさすがに「ファースト」だと思う。
これを「フォアスト」と発音するのは掛布(元阪神、現野球解説者)くらいなもんだろう。


Suite Room
「スィートルーム」
私は泊まったことがない。
Sweet Roomかと思っていたくらいだ。
suiteとsweetは発音が同じなのでややこしい。
こういうのはカタカナではなく英語で書いた方が良いのではないかと思う。
しかし、英語で表記するにしても、「Suite Room」なんてのは間違いで、単に「suite」か「suite of rooms」が正しい。
いっそのこと、「つらなり部屋」とか「ゴージャスルーム」とかに名称を変えてしまえばいいと思う。


WindowsAltキーはなんと発音するだろうか。
うちの営業さんのひとりは、このキーを指差して「これ」と言って表していた。かわいい。
(「Excelのセル内で改行するのってどうやるんすか?」「これ押しながらEnter」)

私の周囲では、多くの人が「オルト」キーと呼んでいる。

技術者同士の会話では、ALTER TABLEは、ほとんどの人が
「オルターテーブル」と発音するだろう。

しかし、Fate(ゲーム、アニメ)好きに Time-Alter Double Accel を
読ませると、十中八九「タイムアルター ダブルアクセル」と発音する。

これは問題だ。
統一しなければならない。
Alterの発音は、

ɔ́ːltər

ɔ́ は口を大きく開けて「オ」と発音するらしい。
それは確かに「ア」にも近く聞こえるかもしれないが、やはり「オ」とすべきだと思う。

よって、alter は「オルター」である。


Water, Letter
私はこれらを正しく発音できない。
発音記号を見ても、カタカナでは「ウォーター」、「レター」で正しいように見える。
しかし、日本人が「ウォーター」と言っても、米国人には通じない。
「ウォーター」の「ター」の部分は、「タ」と「ダ」と「ラ」の間くらいに聞こえる。
英国ではtをきちんと発音するらしく、より「ウォーター」に近いそうな。
米国では「ウォーター」よりは「ワラ」の方が近い気がするけど、
発音記号を基盤とするなら、カタカナ表記はやはり「ウォーター」「レター」が正しい、と、思う・・・


Theme
これは「シーム」だ。
Google翻訳でthemeを翻訳すると「テーマ」と出てくるが私は認めない。
「シーム」だ。
(「テーマ」はドイツからの外来語だそうな)

野球の 2 seam fast ball の seam も「シーム」だ。
プライス(2012年アリーグサイヤング賞)がよく投げる。



日本人名のイニシャル
もしも私の名前が「戦場ヶ原ひたぎ」であったとしたならば、イニシャルは「H.S」である。
ごくたまに、これを逆にする人がいる。
私はTVを見ないが、主にTVのバラエティ番組でそのような風潮があると聞いたことがある。

そもそも名前を英語圏の人に伝えるのに、本当の名前を漢字のまま記述しても伝わらない(読めないし覚えられない)から、「Hitagi Senjougahara」と書くわけだ。
それを省略したのがイニシャルである。
ならば、「H.S」であるに決まっている。

もしもそれが日本人として正しくないというなら、正しいイニシャルは、「戦。ひ」であるはず。

例えば、アメリカで活躍する日本人と言われて誰を思い浮かべるだろうか。
仮にそれが鈴木一郎外野手だったとしようか。
向こうの新聞にはこう書いてある。

Ichiro Suzuki reached 4,000 hits.

彼のイニシャルはもちろん「I.S」である。


姓と名の順
常に大事なのは、こだわりよりも正確性である。
もしもこの先、日本人が外国人に自分の名前を伝えるときに、
「姓名の順」だったり、「名姓の順」だったりと、人によって異なるようになってしまっては、彼らは混乱してしまうだろう。

日本語で自己紹介するならば「姓名の順」、英語で自己紹介するならば「名姓の順」というのは徹底すべきだと思う。

「日本人だけ姓と名の順を逆にするのは変だ!私は日本人として名前に誇りを持っている!姓と名を逆順に書くなんてやだやだ><」

というわがままボーイはせめて

「SENJOUGAHARA Hitagi」とか「SENJOUGAHARA, H.」のように、姓の方をすべて大文字で書くべきだ。
一応、これは伝わるとされている。



まあ。
話が本題から逸れてきたし。とくにこれといった結論もなく。
ただ書くだけ書いて満足したのでこれで終わる。


なぜか「プログラマー」だけは、「プログラマ」と書き続けていたので、この日記の過去分で見えた分のいくつかはすぐに直した。
もう大丈夫。
きっと私は昔からプログラマーと書いていたに違いない。


ではさらばだ。