Java 8 リリース間近

ただの日記です。


Java 8のリリースが3月18日に予定されている。Java 8のリリースは、確か去年の8月に予定されていた思うが、いつの間にか延期されていたようだ。セキュリティフィックスとラムダ式の導入が原因でリリースが遅れているとのこと。JARの代わりとなる新しいモジュール管理機構であるところのJigsawはJava 9に延期。

私は企業戦士、あるいは職業プログラマとして、常に最新のプログラミング言語を使って仕事ができるわけではない。他の開発現場がどうなのかはあまりよく知らないが、少なくとも私が今まで居たところでは、最新技術よりも枯れた技術の方が好まれる傾向にあったと思う。

特にJavaに関してはなんというか、個人的にもうそこまでのモチベーションがないというか、別に急いでリリースして欲しいという希望も持ってない。ラムダ式が使えないプログラミング言語があったっていいじゃない。けれども、OracleだかJCPだかの上層部は、ラムダ式の導入が完了するまでJava 8をリリースしないという方針を取った。
まあ、それはそれで構わない。

私が今Javaに求めているものは、まずはセキュリティだ。ここ数年、Javaはセキュリティ的な信頼を失ったように思える。パッチのリリース速度も半端ないし、もう少し落ち着いて欲しいものだ。あとは、もう十分に速いかもしれないが、VMを高速化したり、バグ修正しててくれれば御の字。新機能なんて3年くらい追加されなくても一向に構わない。

Javaはもう大きくなりすぎてしまった。
きっとJames Goslingだって、今のJavaの全ては知らないんじゃないのかな。

思えばJDKは、1.3 → 1.4のときと、1.4 → 5のときの革新がすごかった。
1.4は一番長く使ったかもしれない。1.4は、1.3のときのバグやら使い勝手の悪い部分がだいぶ改良されて、とても安定感があったように思う。VMもあのとき、かなり速くなったんじゃなかったかな。当時は必死こいてnioやらregexやら勉強したもんだ。JDK 5については今更語るまでもない。Effective Java第二版参照。

当時、Sun Microsystemsという会社自体が、私を含め、私の周りの技術者たちから人気だった。あの時期がなかったら、私はきっと一生C Shellというものを使わなかっただろう。そういや、MySQLの制作者(今はMariaDBを作っている)であるMichael Widenius氏も昔はサンに居たらしい。それが今じゃJavaの主導権を握ってるのはOracleさんですよ。あのときIBMが失敗しなきゃもう少しはマシだったんじゃないかとか思ってしまう。もう何も期待できない。この辺については、私も懐古厨ってやつなのかもしれないが。


とはいえ!

とは言えですよ。

私も1人の技術者として、Java 8がリリースされるとなれば、新機能がちょっと気になりはする。
指のささくれくらいには気になる。
乾燥してひび割れそうな唇よりは気にならないが。
3月は忙しくて時間が取れそうにないので、GWあたりにでもちょっと遊んでみようかな。